ショートカットファイル != 実行ファイル

お題「わたしの黒歴史」

 察しの良い方なら、タイトルから全てを察せるのでは…

 

 

フロッピーディスクの怪

 

 その昔、まだ3.5インチフロッピーディスクなるものが全盛だった時代のお話。

初PCにプリインストールされていたレースゲームが面白くて、なんとかして友達にも共有できないか、と考えた私。

 

フロッピーディスクを使えば友達のPCに持って行けるのでは!?」と考え、「デスクトップ」からフロッピーディスクにアイコンをドラッグ&ドロップ

 

コピーできたじゃん!

 

まあ待て落ち着け。ちゃんと起動できるかやってみようではないか。

 

カチカチッ(ダブルクリックの音

 

起動できるじゃん!

 

 …もうこれは間違いない、友人にもこの楽しさを共有できる!

 

意気揚々と友人宅に行き、フロッピーディスクをインサート!

 

ちょっとアイコンのイメージが違ってるけどまあ大丈夫だろ。

 

カチカチッ(ダブルクリックの音

 

お分りいただけただろうか…(起動できない)

 

 

ショートカットの罠

ここまで読んでくださったならば、いかにタイトルオチな内容であるかお分かりいただけたのではないかと思います。

ショートカットファイルをフロッピーディスクにコピーして喜んでいた自分の無知さ加減、それこそが黒歴史だったのでした。

 

Windowsでは、実行ファイル自体はどこか別の場所にあって、デスクトップには場所が指定されたショートカットファイルだけが置かれている、といった事が良くあると思います。

当時PCを手に入れたばかりの私は、そんなこと知る由もなく…

 フロッピーから起動できていたのは、単に同じPCだから実行ファイルがショートカットファイルで指定された場所にあったというだけ。

 そして今思えば、3Dグラフィックを使っているようなゲームが、たかだか容量1MBの3.5インチフロッピーディスク1枚に入り切るわけがなかった…!

 

ライセンス的な問題があったでしょうし、結果的には持って行けなくてめでたしめでたし、な私の黒歴史でした。

(おわり)